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侵入奇胎の闘病記 | 4. MTX第2クール

胞状奇胎・侵入奇胎
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侵入奇胎 第2クール MTX筋肉注射(通院)

18年6月18日 MTX投与1日目

メトトレキサート(MTX)による耐え難い副作用地獄を抜け、束の間の元気な生活を目一杯楽しんだ後、再び魔の第2クールがやって来た。

私が再び戦場(病院)へ向かっていたこの日の朝、大阪でマグニチュード(M)6.1の地震が発生した。被害に遭われた方々が1日も早く平穏な生活に戻れるよう、心からお祈り申し上げます。

メガネっ子による口腔ケア、再び

来院してまず採血を済ませると、次は口腔ケアの予約が入っていた。

口腔外科外来を訪れると、前回私の歯をツルツルにしてくれた、あの可愛いメガネっ子の歯科衛生士さんがちょこんと座っていた。

治療内容など、どうも話が噛み合わないなと思いながら、彼女が眺めているスクリーン上の患者カルテを眺めてみると、私ではない他の患者の名前が表示されていた。

最初に私の名前を確認してたのに(笑)。

私:「あの、画面、違う患者さんが表示されてますよね。」

メガネっ子:「あっ。あれ?ホントだっ」

と言いながらしばらくマウスをクリクリ回す。

(あ〜…ほら、そこに私の名前あるってば。)

と心の中では思いながらも、お約束のドジっ子ぶりを少し横で観察していた。

メガネっ子:「Luiさんですよね。すみませんでした。」

この時、一応このメガネっ子に先週まで酷かった口内炎の話をし、良い予防薬や、発生してしまった後の処方薬は無いかと相談して見た。

メガネっ子は奥の方にいた口腔外科医に相談に行ってくれた。

口腔外科医は別の患者に対応していて忙しそうだったが、メガネっ子が話しかけると目尻を下げて楽しそうに話していた。

…どうやらこのメガネっ子は口腔外科医のおじさん達のお気に入りらしい。

メガネっ子のおかげで大して待たされることもなく、口腔外科医の返事を聞くことができた。

メガネっ子:「今は症状が何も出ていないのでお薬の処方ができないということです。また症状が出て来た時に受診して頂ければと思います!」

…症状が出ている時は副作用のピークで、電車に乗って通院する気力も無いんだけどなぁ。。

仕方が無いので、また口腔ケアだけしてもらい、歯と舌をピカピカに綺麗にしてもらった。

hCGの経過

この日はてっきり主治医のW先生に診て頂けると思っていたが、入院最終日に私のお尻の異変を診てくれた若い男性の医師だった。

まずhCGの結果…

hCG:47.3

入院前の計測値が1878だったので、とても効いている!!

酷い副作用だったが、それだけ効いてくれたということだったのか。

男性医:「hCGが順調に下がっているので、メトトレキサートが効いていると思って良いと思います。また、腎機能・肝機能・赤血球・白血球、全て問題が無いのでこのままMTXの投薬実施で行きましょう。」

あれだけ酷い副作用だったけど、私の腎臓も肝臓も耐えてくれているようだ。

卵巣嚢腫が判明した昨年秋以降、煙草(受動喫煙)もお酒も遠ざけて体に気を遣うようになったことも効いているのかもしれない。

俄然、頑張る気力が湧いて来た!

そのまま化学療法センターへ行き、またお尻にブスッと注射を刺してもらう。(化学療法センターの看護婦さんの注射は医者より断然上手かった。)

この日の治療費は血液検査料も含めて2,000円程度。

入院治療になると、差額ベット代を除いても10万超だ。

…どれだけ吐こうが、這ってでも通院治療にしようと心に決めた。

この日の体調は、良好

この日はまだ1日目ともあって、体調は頗る良好だった。

昼食の焼きそばも、夕食のカレーライスも、ペロッと平らげてしまった。

リモートワークでの仕事もバリバリこなすことができた。

18年6月19日 MTX投与2日目

通院

この日も朝ごはんは問題なく平らげたが、夫が心配して病院の入り口まで送ってくれた。

投薬前の検診では、この日の女性医に吐き気と口内炎の酷さを訴えると、入院時に処方してくれたものと同じく、吐き気止めのメトクロプラミドとうがい薬にアズノールを処方してくれた。

化学療法センターでは、恰幅の良い看護婦さんにブスッと注射を打ってもらい、気分が悪くなる前に一目散に帰宅した。

眠気とだるさと気分の悪さと…

帰宅している間にも身体中にMTXが巡り始めたか、昼食時には一気に気分が悪くなっていた。

昼食はあまり食べる気にならないので、冷蔵庫にあった卵豆腐と昆布おにぎりを食べておいた。。

午後は気分が悪いながらもリモートで仕事に入ったが、恐ろしいほどの眠気に襲われ、気が付いた時には1時間が経過していた。

頑張って巻き返してその日の成果物を作り終え、メンバーに共有してしまうと、PCを閉じてベッドへ倒れ込んだ。

帰宅した夫が心配そうに色々話しかけてくれたものの、申し訳ないことに返す気力も無かった。

この日の夜はW杯のコロンビア戦。

本田の活躍と大迫のヘディングシュートに歓喜し、2-1でのまさかの日本の勝利に勇気付けられた。

18年6月20日 MTX投与3日目

通院

昨日の気持ち悪さは、朝になってみれば少し改善していた。

しかし吐いてしまうのが怖いので朝ご飯は少しにしておいた。

この日も夫が病院の前まで送ってくれたが、行きの電車が踏切故障とかで20分も遅れ、気分が悪い中ノロノロ走る電車に20分も長く閉じ込められているのは苦痛だった。

この日は投薬前にメトクロプラミドを服用し、投薬後に襲ってくる吐き気に備えた。

気分の悪さに仕事は手に付かず、夕方には嘔吐

吐き気止めが効いたのか、昼食時にはとても気分が良く、とれるうちに栄養をとっておかねばと、野菜や発酵食品など、体に良さそうな物を食べておいた。

しかし、昼食後しばらくしてくると段々と頭が重くなって来、たまらずベッドに横になった。

そのうち強烈な睡魔に襲われて寝てしまう。

1時間後に目が覚めると、恐ろしく気分が悪く、1クール目に吐いた日と同じような、後頭部が締め付けられるような、悪寒を伴う嫌な頭痛がした。

動機がし、脈が早かった。

こんなに脈が早くて大丈夫か?

もしや薬へのアレルギー反応が出たのでは、と心配になった。

猛烈な気持ち悪さに、ただ横たわって早く症状が過ぎ去ってくれるのを待つことしかできなかった。

口の中も不味くなってきたのアズノールでうがいをする。

吐き気止めも飲んで、効いてくれるのをただひたすら待った。

しかしもう手遅れだったらしく、吐き気はどんどん酷くなり、結局は吐き気止めもろとも胃の中の物を全て吐いてしまった。

胃のなかが空っぽになってもしばらく嘔吐は続き、収まった頃にはボロボロになっていた。

夜ご飯を食べる気力もシャワーを浴びる気力も無く、そのまま寝てしまった。。

が、この日シャワーを浴びなかったことを、後日死ぬほど後悔することになる。。

18年6月21日 MTX投与4日目

通院

この日は朝から既に気分の悪さで死んでいた。

朝一番で吐き気止めを飲み、フルーツを1,2切れつまんだ。

この状態の私を見た夫は、

夫:「とても一人で病院から帰らせるわけにいかないから、一度俺が病院へ連れてって家まで連れて帰ってからまた会社に出かける」

と言い出した。

それは流石に、ということで父が車で送ってくれると言い出したが、車の匂いに吐いてしまいそうだったので、電車で行くと主張した。

結局、ヘロヘロの私に父が病院に付き添って行ってくれることになった。

病院でこの日の担当医に、昨日の酷い頭痛と吐き気、動悸について話すも、

担当医:「とにかくやり切るしかない」

としか言われなかった。

化学療法センターでは、薬の調合を待つ間も、気分が悪くてベッドに横になっていた。

今既にこんなに気持ちが悪いのに、さらにMTXを投入したらどうなってしまうのだろうと不安でたまらなかった。

しかし追加で飲んだ吐き気止めが効いて来てくれたのか、帰りの電車の中で段々と気分が良くなってきた。

小さな靴擦れの悪化、さらにデリケードゾーンまで…

朝の気持ちの悪さは、午後になるに連れて段々と良くなっていき、午後から仕事ができるぐらいにまで回復した。

その代わり、両足の小指の外側が真っ赤に腫れ上がり、何も触れていなくてもジンジン痛むようになってきた。

何かと思えば、投薬前日の日曜日に出かけた際、パンプスに少し当たっていたことを思い出した。
帰ってみると、両足の小指が少し赤くなっていたのだ。

普通なら、翌日には治ってしまい、気にもしないような小さな靴擦れだ。

それが、投薬が始まった瞬間に異様に腫れ上がってきてしまったのだ。

さらに、デリケードゾーン…もとい、陰部…もとい、女性器…どうも日本語では呼びやすい名前が思いつかないので、このブログ上では「カトリーヌ」と名前を付けよう…が、灼熱感を帯びて痛痒くなってきたのだ。

ビデで必死に洗ってみたが、全く効果が無く、どんどん症状は悪化していった…

抗がん剤の開始前および投薬中に気をつけた方が良いこと:

  • 靴擦れやささくれなどは作らない
  • 投薬中は気分が悪くても毎日シャワーを浴びる

18年6月22日 MTX投与5日目

通院

この日の体調は悪くなかった。

いつものように夫が病院前まで送ってくれる。

この日の検診は、これまで1,2回ほど担当してくれた若い女性医師だった。

次回以降の通院予定が全く知らされてなかったので尋ねると、

女性医:「あれ?何も聞いていませんか?」

…またか。

いい加減、「定期的に通院する患者へは、投薬初日に投薬スケジュールを伝える」など、きちんと運用ルールを決めて欲しいものだ。

予約票を出すようにお願いし、次回以降の投薬スケジュールをそこで確認した。

この日も化学料票センターで注射を受けると、速攻で家に帰ってきた。

副作用の足音、再び…

  1. カトリーヌが絶望的なことに…
    昨日、灼熱感と共に痛痒さを覚えたカトリーヌはさらに悪化し、毎回用を足す時に痛みで飛び上がるほどになって来てしまった。。
  2. 両足の元靴擦れは水ぶくれでパンパンに…
    この前日から痛み出した両足の小指は、真っ赤に腫れ上がってパンパンになって来た。少し触ってみると、巨大な水ぶくれ化しているようだった。
  3. 頭皮、額にうっすら湿疹が出現
    頭皮全体や額に少しだけ痛痒さを覚えて鏡を覗くと、うっすら湿疹が出来始めていた。
  4. 喉の痛み、始まる…
    第1クールの時と同じく、口内炎の前兆として、風邪のような喉の痛みが出る始めた。

 

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